中劇場
演劇・ミュージカル

音楽劇 『コーカサスの白墨の輪』

20260418日 (土)

2026年4月18日(土)・19日(日)
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“未来の戦争が終わったとき、人間は今より「マシ」な存在になれているのか。”
演劇界の寵児・瀬戸山美咲が、演劇作品の金字塔であるベルトルト・ブレヒトの『コーカサスの白墨の輪』を未来の物語として再構成。大胆な時代設定で現代日本を映し出します。

主催 公益財団法人岡山文化芸術創造
共催 岡山市
企画・制作 世田谷パブリックシアター

あらすじ

 

未来の戦争が終わった後、荒れ果てた大地に人々が戻ってくる。土地の所有をめぐって対立する人々に向けて、旅の一座の歌手 (一路真輝)が、かつて起きた戦争の物語を歌い始める。
復活祭の日、太守が倒されるクーデターが起きる。料理女・グルシェ(木下晴香)は混乱のさなか、戦地へ赴く兵士・シモン(平間壮一)と結婚の約束をする。シモンと別れたグルシェは、城から逃げ出す太守夫人・ナテラ(sara)が赤ん坊を置き去りにするのを目撃する。グルシェは、同僚の料理女・スリカ(加藤梨里香)の静止を振り切り、赤ん坊を連れて逃亡する。そして、厳しい寒さの中、たどり着いた辺境の地で、グルシェはシモンを待ちながら赤ん坊を育てていく決意をする。
一方、混乱の中、呑んだくれのアズダク(眞島秀和)は、でたらめな経緯で裁判官に選ばれる。賄賂を懐に入れイカサマまがいの判決を下すアズダクだったが、結果として富める者も貧しき者も分け隔てなく裁きを与えていく。
やがて内乱が終わり、ナテラが子供を連れ戻しにやってくる。ナテラとグルシェ、どちらが子どもの母親か。アズダクによる裁判が始まる。

 
 

キャスト・スタッフ

 

上演台本・演出|瀬戸山美咲
原作|ベルトルト・ブレヒト(東宣出版 酒寄進一訳)
音楽監督|坂井田裕紀
出演|木下晴香 平間壮一 sara 加藤梨里香 一路真輝 眞島秀和 ほか

『コーカサスの白墨の輪』