「ダンス・インキュベーション・フィールド岡山」事業の終了について
「ダンス・インキュベーション・フィールド岡山」は、2011年(平成23年)から10年以上にわたり、文化振興のテーマの一つである「文化芸術を担う創造力豊かな人材の育成」として、身体表現を通じて様々なジャンルの文化芸術を融合し、岡山からの新しい総合的な文化芸術を創造・発信することを目的に実施してきました。オーディションにより一定レベル以上のスキルを持った方を育成して、「ダンス・インキュベーション・フィールド岡山」の①アーティスティックである事、➁エンターテイメント性があること、③岡山ならではのオリジナリティーを発信することを基本理念に一定の成果はあったものと考えています。
この度、岡山芸術創造劇場ハレノワの開館を機に当財団としては、人材育成としての身体表現事業については、より多くの子どもたちが文化芸術に触れて、楽しめる内容を中心に事業を組み立てていくことを考えており、ダンス・インキュベーション・フィールド岡山の事業は本年度をもって終了することとなりました。これまでの卒団員や現団員の皆様方には、ここでの経験をもとに更に次のステージに飛躍されることを願っております。また、講師の皆様方とは、新しい取り組みの中で、何ができるのか一緒になって考えていっていただきたいと思っております。
令和6年3月30日と31日には、ダンス・インキュベーション・フィールド岡山の最終公演となる「紡 TSUMUGI ~宇喜多秀家の物語~」を岡山芸術創造劇場ハレノワ中劇場で公演します。多くのお客様に鑑賞いただけますよう、よろしくお願いいたします。
令和6年2月16日
(公財)岡山文化芸術創造 理事長 越宗 孝昌