小劇場
演劇・ミュージカル

名取事務所公演 『燃える花嫁』

20250625日 (水)
14:00開演 (13:30開場)
チケット発売 ハレノワ・メンバーズ先行【WEBのみ】4月16日(水)10:00~18日(金)23:59
プレイガイド先行【e+イープラス/チケットぴあ/ローソンチケット】4月17日(木)10:00~18日(金)23:59
一般発売 4月19日(土)10:00〜
料金

全席自由 一般:3,800円/U24:2,000円
※未就学児入場不可

2025年6月24日(火)19:00開演・25日(水)14:00開演
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演劇界で最も注目度の高い若手2人による渾身作。苛烈な会話劇を得意とする劇作家ピンク地底人3号と第31回読売演劇大賞優秀演出賞受賞の生田みゆきが移民問題に鋭く切り込む。

備考

アフタートークあり
6月24日(火)19:00回=登壇:みのすけ、名取敏行(名取事務所 代表)、渡辺弘(岡山芸術創造劇場 劇場長)

上演時間 2時間前後予定
クレジット 主催|公益財団法人岡山文化芸術創造
共催|岡山市
製作|名取事務所
企画:渡辺弘(岡⼭芸術創造劇場 ハレノワ 劇場⻑兼プロデューサー)
プロデューサー:名取敏⾏(名取事務所 代表)
お問合せ 岡山芸術創造劇場ボックスオフィス
TEL:086-201-2200(休館日を除く10:00~18:00)

演劇界で最も注目度の高い若手2人による
「共生」と「排除」に揺れる国の未来に一石を投じる注目作!

  

「多⽂化共⽣」は今や⽿古くファション化していると⾔ってもいい。
しかし現実的に⼈種差別、ジェンダー差別、宗教差別、⾔語差別等は⽇常的に起きている。
果たして真に共⽣は可能なんだろうか。都市部だけでなく⽇本全体の問題であろう。また少⼦化対策として移⺠の受け⼊れは喫緊の課題。川⼝市の「クルド⼈問題」をはじめ「移⺠」と「難⺠」の区別さえままならない私達の未来は?
⽴場の違う⼈々が衝突する様は 将来の私達の姿を暗⽰している —

 
 

キャスト・スタッフ

  

出演者|左から
みのすけ(マッシュ)、松本紀保(シアターナインス)、清水明彦(文学座)、鬼頭典子(文学座)、平体まひろ(文学座)、森尾舞(名取事務所)、西山聖了(名取事務所)、山下瑛司(文学座)

『燃える花嫁』

 

『燃える花嫁』
ピンク地底人3号(©chanmi)

ピンク地底⼈3号/作
劇作家/演出家。同志社⼤学⽂学部⽂化学科美学芸術学卒業。⽣者と死者の境界がボーダレスな、苛烈な会話劇を得意とする。Stage of the year 2022 ステージぴあ審査員特別賞受賞。セゾン⽂化財団セゾン・フェローⅡ(2023-2026)助成。2018年『わたしのヒーロー』(第6回せんだい短編戯曲賞⼤賞単独受賞)、2019年『鎖⾻に天使が眠っている』(第24回劇作家協会新⼈戯曲賞 受賞)、2020年『カンザキ』(第27回OMS戯曲賞佳作受賞)、2021年『華指1832』(第66回岸⽥國⼠戯曲賞最終候補作品)、2022年『燐光のイルカたち』(演出:宮⽥慶⼦)、2022 年 KAVC プロデュース公演⼿話裁判劇『テロ』(第1回関⻄えんげき⼤賞最優秀作品賞/観客投票ベストワン賞 ダブル受賞)

 

【コメント】
架空の⽇本。多くの難⺠が暮らす第 4 地区で、在⽇外国⼈のキリノユウスケは解体業を営みながら、姉のカナエ、娘のアカリと慎ましやかに暮らしていた。ある⽇、彼らの事務所に、第13地区から出稼ぎに来ていたミドリカワマキというトラックドライバーが現れる。⽇本⼈でないという理 由で進学もままならないアカリは⾃由に⽣きるマキに⼼惹かれる。⼀⽅、⼊国管理局が難⺠受け⼊れの制限を始めたことで、在⽇外国⼈と⽇本⼈との間で激しい衝突が起こり始める…… 「演劇」は「社会」を映す鏡だから、「社会」を描けば⾃ずと「演劇」になる。 ただ、いつも思うのだけれど「社会」を描くだけでは⾜りなくて、「演劇」はやはり「社会」の「未 来」を描くものだ。 その「未来」が良いものであろうと悪いものであろうと。 どうぞご期待ください。
 

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『燃える花嫁』
生田みゆき(撮影:日下諭)

⽣⽥みゆき/演出
演出家。⽂学座所属、演劇ユニット「理性的な変⼈たち」メンバー。東京藝術⼤学⼤学院⾳楽研 究科修⼠課程修了。ドイツ⽂化センターの⽂化プログラムの語学奨学⾦(芸術分野対象)を得てドイツに滞在(2016年夏)。名取事務所公演でパレスチナ演劇上演シリーズ 2023年2⽉『占領の囚⼈たち』を演出したほか、近年の演出作に『建築家とアッシリア皇帝』『海戦2023』『アナトミー・オブ・ア・スーサイド ―死と⽣をめぐる重層曲―』など。『占領の囚⼈たち』『海 戦 2023』『屠殺⼈ブッチャー』にて第31回読売演劇⼤賞優秀演出家賞、『占領の囚⼈たち』ほかで芸術選奨⽂部科学⼤⾂新⼈賞を受賞。

 

【コメント】
⼊管での暴⼒的な⾏為や、⽇本の難⺠認定数の低さ、外国⼈に対するヘイトデモ…そういうものを ⾒聞きするたびに、何故⼈間が同じ⼈間に対してこうも⾮⼈道的になれるのか、と憤りを感じます。⼀⽅、⾼校の時にホームステイしたオーストリアの家族のもとを数年前に訪ねた時に、街を歩く⼈ の⾒た⽬や話す⾔葉が明らかに変化していて、私⾃⾝⼾惑ったこと、そしてホストマザーが「あの⼈たちはルールを守らず、治安が悪くなった。この街からさっさと出て⾏ってほしい」と吐き捨てるように⾔っていたことも思い出されます。また⾃分⾃⾝が「外国⼈」としてオーストリアに暮らした時に、私を仲間として受け⼊れてほしいという思いと同時に、私は違う⽂化圏の⼈間だ、と同 化を拒む気持ちもありました。 世界で紛争が起き、難⺠や移⺠の数が増え続ける中、私たちが様々な形で直⾯せざるを得ないこれらの問題から浮かび上がる⼈間の美しさも醜さも、全て描き出せたらと思います。

 
 

チケット取扱い

 

▶岡山芸術創造劇場ボックスオフィス
 [窓口・電話] 086-201-2200(休館日を除く10:00~18:00)
 [オンラインチケット] https://piagettii.s2.e-get.jp/ocacticket/pt/
▶岡山シンフォニーホールチケットセンター
 [窓口・電話] 086-234-2010(休館日を除く10:00~18:00)
▶ぎんざやプレイガイド 086-222-3244(平日10:00~18:30 / 土・日・祝 9:30~17:00)
 ※ぎんざやプレイガイドではU24チケットの取り扱いはございません。
▶e+イープラス eplus.jp/ファミリーマート
▶チケットぴあ https://t.pia.jp/[Pコード:533-300]
▶ローソンチケット http://l-tike.com/[Lコード:61702]

 
 

注意事項

 

・未就学児はご入場いただけません。
・U24は公演時24歳以下の方が対象。入場時要身分証提。
・車いすで鑑賞をご希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、事前に岡山芸術創造劇場ボックスオフィスまでお問合わせください。
・営利目的でのチケット購入ならびに転売は固くお断りいたします。万が一転売を発見した場合は今後ハレノワ・メンバーズ先行をご利用いただけません。また、転売されたチケットではご入場をお断りする場合がございます。
・公演中止、または主催者がやむを得ないと判断する場合を除き、チケットの払い戻しはいたしません。
・ご購入いただいたチケットのキャンセル・変更はお受けできません。

 
 

公演にあたって

 

・やむを得ない事情により、出演者等が変更になる場合があります。
・手荷物をお預けする場合は、返金式コインロッカーをご利用ください。
・託児サービスは行っておりません。提携託児サービス「わいわい保育園」をご利用ください。
 [わいわい保育園 TEL.086-235-4446  提携内容:チケット提示で託児料半額]
・タクシーで来場される場合、地下駐車場で降車できます(迎車・配車はできません)。
・障がいなどの理由により歩行が困難な方は、専用の車両スペースをご利用いただけます(事前申込・先着順)。施設利用担当[086-201-8016]までお問合せください。
・開演後は入場を制限させていただく場合があります。また、本来のお席にご案内できない場合がございます。ご了承ください。
・お客様用の駐車場はございません。近隣のコインパーキングや公共交通機関等をご利用ください。